2016年8月19日金曜日

Special thanks for every "syaken".

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MODEL:FXSTC  YEAR:1992  18,508km   Serviced:Hagiwara

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MODEL:XL1200X  YEAR:2013  4,145km   Serviced:Hagiwara

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MODEL:XL883R  YEAR:2011  8,784km   Serviced:Miyamoto

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MODEL:FXSTS  YEAR:2000  16,027km   Serviced:Hagiwara

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MODEL:XL1200N  YEAR:2009  24,792km   Serviced:Hagiwara

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2016年8月15日月曜日

感じて考える人々

感じた事を記憶して、その次を考えて行動する。

シンプルだけどなんてエネルギーの要る作業なのだろうかと気が滅入った。

荒ぶる魂を敬愛する伊坂幸太郎氏に乗り移らせれば、ラッシュライフという作品にこうあった。


”思いついて終わりだ。激昂して終わり、諦めて終わり、叫んで終わり叱って終わり、お茶


を濁して終わりだ。その次に考えなくてはいけないことを考えないんだ。テレビばっかり


観ることに慣れて、思考停止だ。感じることはあっても考えない”


作中、黒澤という憎めない頭の切れる泥棒がこう言うのだが、考えるというのは本当に疲れる物で、考えているだけでも相当なカロリーを消費するらしいのは有名な話ですが、考えるべき課題は個人でも世間でもいつの時代もなんて山積みなのだろうと感じる事が多々あります。

まぁご多分に漏れず、大抵筆者も寝っ転がってワンコと遊びながらビールでも飲んでれば、考えることなどあっという間に吹っ飛んでしまいます。

筆者個人で言えば、お仕事の次なるチャレンジやステップ、将来への準備、インスタントコーヒーの瓶が無いのに詰め替え用を開けてしまってどうしようとか、それが買ったばかりなのにどんどん湿気てしまったらどうしようとか、知らない内にアリンコを踏みつけてしまっていたらどうしようとか。

世間で言えば、日中間の国交問題、後10年尖閣が無事なんてことはないんじゃないのかとか、
終戦記念日よりどっちかというとS○APの方が目立ってる事とか。

まぁ兎に角国で言えば、問題なんて積み過ぎて大気圏まで到達する高さであります。

そういえばどうでも良いのですが、新聞紙を43回畳むと厚みが月まで届く計算になるそうです。

とまぁ色々書きましたが、考えた挙句、どうせああだこうだと悶々と考えても死ぬ時は死ぬし、シンプルにやってやろうと元に戻る日々であります。

という訳で思いついて、こりゃ良いやと思った通りに買ったのが陸王さんとかでありました。

思いついた通り、計画上では、陸王さんはあくまで大切な宝物でありますが、陸友ファクトリーにとって今後の計画上で大切な役割を担うと思ったのであります。

個人プレーでは陸王さんでカナダを横断したい。

自身のスキルと頭と資産を使って出来る事は最大限シンプルにやり切る。

最後までこれで良いのだと自信を持って突き進みます。































これが・・・・・・・・・こう!!!!!!










であります。


陸友ファクトリーの様子。

最近、宮モン&萩原オジサンからのネタ提供が殆どない為、残念ながら近年モデルやBUELLネタ等を渇望しているのですが、月何十台と診ている訳ですから無いはずもなく、無いというか写真を撮り忘れるのか分かりませんが、今回も飽き足らずビンテージ関連でどうぞ。




S様一生の宝物となりましたFLH72’さん。 既に着手から3カ月位経ちましたか・・・? 完成まであともう少しです。


何か月前の画像かよく分かりませんが、随時全ての車両を同時進行でご紹介する事に致しました。 来月手を入れる車輌のご紹介が来年とかになってしまうので・・・。

オリジナルのインナースロットルスライド機構。 やたら遊びが多いな…と思っていたら、ローラーが入っていない。


筆者は手を入れる際に毎回コンセプトを立てますが、オーナーの意図を共感した上で、こうな風にして欲しい!とか、


これが・・・・こう!!!!


しつこい

というのを出来るだけ再現するようにしている。

今回は限りなくオリジナルにてセットアップ。 


スロットルケーブルの取り回しもオリジナル位置を再現する為、再度抜き直してルーティングに事足るケーブルか検証します。


ケーブル被覆がインナーワイヤーにつられて動かぬよう、ハンドルにグルーブドのスリーブが着いており、ハンドル側から入っているイモネジを抜いてやらないと抜けてきません。



ケーブル固定のスプリングワッシャーもオリジナルのまま無くさないように使用。


ところがオリジナルと思わしきルートで通すとなかなか動きが渋い。


ネック左側はこの位置にて固定。 固定クランプもスクリューもそのまま。


グリップ内部のツイストグルーブにベアリンググリスをたっぷりと塗布。


組む前に十分スライドさせて動きを馴染ませるが、この時点でスタンダードがどの位なのか、という所を知っている必要がある。 筆者の場合陸友に来てからそれを勉強させて頂いた。




外れていたローラーをアッパーロアー共に取り付ける。


これで封印。 S様FLHさんまだまだ続きます。


O様FXEさん、点検。 最近ちょっとご機嫌が斜め。 因みに筆者のフランケンFLHさんも昨日の夜ちょっと怪しい感じ、気温が上がると色々出たりするのが醍醐味。


ライザーマウントのメーターパネル。 いわゆるゴキタンもそうでありますが、これぞFXEたる特徴でもあります。 非常に視認性の良いマウント位置。


メーター裏に使っていないインジゲーターハーネスから分岐したアクセサリー電源がボロッと出てきた。


ライザー下で割りみしているらしい、割り込みクランプが当時物に似ている・・・。 


グルグル巻いてあったビニールテープは外す。


シュリンクチチューブを被せて


シュリンクさせて先端をプライヤーでピンチするエンドキャップにもなる。


収納すればどこにいるのか分からなくなる。 除去するのはいつでもできるが、電源は生きているし
アクセサリーの取付時はここから引いても良いと思う。


中古品でもけっこうな値段が付いているそうなスチールメッキのオリジナルバックプレート。


よくみると現行のXLとそっくり。


70年代にもなると、よく考えて作ってあるなぁと感銘を受ける事がよくある、樹脂製品はこの時代はまだ殆ど台頭していない。 それともハーレーが極端に少なかったのか。 


格闘中の陸王さん、時代的に25歳年上の大先輩。 手を入れる前にまず負担を掛けずスタートさせて、走って、曲がって、止まらせるの練習。 


一発目エンジンをスタートさせたら大量のオイル上がり、ケース内部に大量(600cc)のオイルが溜まっていた。 


一旦綺麗に抜き取って一晩おいてまた抜き取って、新油をハンドポンプで注入。 


プラグもオイルで完全に御臨終していたので新品に交換。 最大径のこの辺りのプラグを「ほい、これ使いな」と言いながらさっと出してくるアンティーク先輩のボスがやはり流石。



入荷時から気になっていたメーターパネルのズレを修正。 開けて思い直す。 壊したらレプリカですら新品交換対応、絶対不可。 

つまり”最良”で中古品交換だが、入手ルートは当然一切持っていない。


メーター内部にもRIKUOのロゴが入る。 


これでメーター内部をどうやって照らすのかと思ったら、メーターのリング横にスリットが入っており、そこから光が入る様になっていた。 おったまげる。


触っているとガラスレンズがギシギシ鳴る、割れたらおしまいだ。 割ったら懲罰ものである。 

久しぶりに緊張したが、綺麗にセンターが出た。 やはりセンターは良い。


後は気になっているここのクリアレンズ、メーター本体にレンズが付いているが先輩方の車輌を見ているとパネル側にレンズが入っている。 2重? どちらにしてもここにスクリューとレンズが着いていないのは気持ち悪いので取り急ぎ何か準備することにした。




最近タバコ屋に繋がれているワンコと仲が良い。 犬臭くて可愛いやつであります。

シンプルに次なるアクション。







2016年8月11日木曜日

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MODEL:VRSCAW  YEAR:2007  30,047km   Serviced:Hagiwara

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2016年8月8日月曜日

陸王友の会に憧れる人々

やたらに暑い暑いと周りから聞こえるなぁと思っていたら、どうやら現在は8月も8日になっていたようで、そうか・・・そう言われてみると暑いような気もする。

家のワン太郎がやたらハァハァ言っているのでどうやら錯覚ではないようであります。

福島のレースの手前位から、スケジュールがタイトすぎて仕事を完璧に遂行するという神経以外が遮断された様な状態になっていました。

やはり今現在もブログを書いている場合ではなく、首を長くしてお待ち頂いておりますお客様の車両を1台・・・また1台と丹精を込めて作業せねばならんのでありますが。

余りブログの間隔が空き過ぎますと、筆者自身のモチベーションも下がってしまいます。

更新1年くらいされていないブログとか見ると、なにか冷蔵庫の隅で腐った野菜を見つけた時の様な気持になります。

夏休みの途中の登校日で久しぶりに会った友達とかに若干よそよそしい感を覚えたあの感覚です。

もしくはクラスのマドンナに登校日に話しかけられて、まだ何も起きてないのにやたら先行き明るいあの感じであります。

その数日後上級生と付き合っていると知った時のあの落胆具合の感じであります。

いやいや、違う違う、夏休みのラジオ体操に遅れて2曲目から入って、タイミングが合わず手がバタバタ早送りになっている人のあの感じであります。

いや違う・・・もうどうでもいいです。

兎に角6月から異常に仕事もプライベートも忙しいので、夏休みは完全なるアホになりきって、魂が抜かれたように過ごしたいのであります。

去年はショベルさんで帰省して途中でスロットルワイヤーが切れてトラックに潰されそうになりましたが、今年は無難にレンタカーでも借りてのんびり行こうかと思ったりしています。

陸友ファクトリーの様子。




ブログの内容が2カ月近く遅れてきました。 FLH84’さんのプライマリー関連修理。

なかなかの歴史の積もり具合、オリジナル状態を維持している車輌ではなかなか手の入らない部分が多く、こういった状態になっている事が多いのであります。





個体差の大きいショベルさんのクラッチバスケット、毎月違うショベルさんに当たりますが、1台1台少しづつ微妙な癖が違うのが面白い所。 


クラッチを分解ついでにパックの中を清掃。

同じように整備して同じ様に組んでも、不具合という意味ではなく、全く同じ挙動は皆無でありまして、その癖の様な部分をオーナーが身体で覚えていく部分にあたかも動物的な本能をくすぶられます。


動物と言えばこいつです。 壁紙を破ったのでとっ捕まえたのですが、可愛いポーズをしてお咎めなしを分かっている動物。 



トラブルの元凶はもはや言うまでも無きメインシャフトのオイルシール。 ネット時代は恐ろしい物で、こういったトラブルも対策製品も簡単に出回っている。

まぁその一端を担ってきたのがプロによるブログでの知識情報披露大会みたいな現状ではないかと思いますが、それはそれで誰でも何でも知っていると逆にやりづらい世の中であります。


84’以降のプライマリーとスターターの分離。



           スターターの奥側2本で固定されているかのようにみせつつ。




実はそれでは全くびくともしないこのハウジング。 


スターターモーター本体を取り外すと中に一本。


パカッと割れた中に更に2本のボルトが隠れている、こいつを外さないとスターターがプライマリーと分離しない。


インナーが外れるといよいよ御対面。


シャフトと4速の状態はすこぶる良好。 


この辺りのスペーサーは何度か変遷をしてアップデートされいているが、最後の最後まで金属接触して強引にシールしていた部分からのオイル漏れは止まらなかったのが逸話。



実際にはこのオイルシールのリップが摩耗して丸くなっていた事がオイル漏れの元凶。

ミッションオイルを規定量入れると翌朝には半分くらい出ている様な状況だった。


オイルを規定量入れてサイドスタンドを掛けるとシールの1/3は油中に浸かり、痛みの激しい物は極端なオイル漏れを起こすのであります。 かといって油量を減らすと、オイルがギアでかき上げられず、シフトがやたらと固く、タイミングが合わなくなってきます。


清掃し面を出したスターター一式。


初期エボがショベルよりずっと数が少ない事もあり、ガスケットキットに一応入っているがなかなか出番の少ないこのガスケット。 今回は出番であります。


裏側もかなりのスラッジ体積でしたが、完全洗浄。 ホースも新品に入れ替え。


ここはお好みでもあるのですが、今回はリークレスキットをチョイス。


実際にピタッと止まるのでなかなか安心感はあります。 組み合わせる対象のシャフトや4速ギアのコンディションには要注意であります。 


これで気になるプライマリー裏側のヒタヒタからも解放はされます。 

それもまぁ全然気にならなくなったら、ある意味それはそれで壊れない程度で結構良いショベルさんとのお付き合いだと筆者は思っています。 


久しぶりのご入庫で陸友XG750モタードさんと再会。 何回もこの写真撮ってますが、このアングルが堪らない。 筆者が言うのもなんですが。


今回はフューエルキャップボルトからのガソリン滲み。 有機溶剤系の場所にはなかなかシーリングも気を使わされます。 なかなかバシッと決まる物に決めあぐねておりました。


今回はパーマテックスのこいつを使用、こいつがなかなかガソリンとの相性良く、今のところマイベストであります。 硬化後は肉盛りでも対応出来るしっかりした剛性感をもっており、緊急の応急処置でも効果を発揮しそうであります。

まぁガソリンタンクに穴が開く事は現行車ではないと思いますが・・・。


久しぶりにパフォーマンスのお仕事の依頼、883からの1200コンバージョン作業。


このリバースディッシュのピストンが結構好きで、圧縮は10と少々高めでありますが、フォージドらしからぬ扱い易さで気に入っています。 1200コンバージョンはピストンの選択で8.5/9.0/9.5/10.0と、広い圧縮比のチョイスがあり、なかなか楽しめるパフォーマンスであります。


フェイスブックでドカンと載った陸友さん・・・・じゃなくて陸王さん。
たまに本気で間違えそうになりますが。

陸王友の会。

若輩未熟者の筆者は勿論、そんな大それた物ではありませんが、後塵を仰ぎながらも
少しでも歴史の一端を担いたい。 

ひしひしとそんな思いから、現世の陸友に陸王が無いのはどうもしっくりこないので、言うが早いか買うが早いか、気付いたら陸王さんと人生を共にする事になりました。


各部、この2016年の現代でも実動している事自体で、全オーナー、いや先代操縦者の愛情を惜しみなく受けてきたこの生きる陸王。


少なくとも筆者であれば寿命的にもあと何十年かはこの陸王さんを大切に保全出来るかと思い。

大義として健全なる機体保全を目標に購入させて頂きました。


基本的に何も足さない引かない、兎に角愛でて乗ってメンテナンスする。 





しかしながら、やはり11月に予定されている”RIKUYU-MAN RIDE ビンテージ編”は陸王殿の出番か、それまでにまともに乗りこなせるのか。

都心のロッカークラッチ、手動進角、ハンドシフトはなかなかハードルが高い。

まだジョッキースーサイドの方が乗りやすい。

少しづつメンテナンス勉強していきます。