2015年2月17日火曜日

ちょっといい話をする人々

敬愛する伊坂幸太郎氏の小説の中にこういう引用がある。

”人生を楽しむためには勇気と想像力とちょっぴりのお金があればいい”

このちょっぴりのお金というのがミソだなぁといつも思うのであります。

ちょっぴり、1万円というのは人によっては、筆者を含めて大金となる人も少なからず。

10万が大金の人、100万が大金の人。

はて、1千万からが大金の人もいるのでは。

筆者は少なからず、この1万円の大金を追っかけて人生楽しんでいるのでありまして。

1万円をかき集めて夢を叶える道程と行程の楽しさは何物にも代え難いものであります。

人生これが楽しいのであります。

どんなにお金持ちになっても、これができる人は楽しみを失わない。

これが、セレブになっても不幸な人と幸福な人との決定的な差ではないかと思ったりすることもしばしばあります。

反面、欲は深追いしない方が吉というのが筆者の決めごとでもありまして。

お金で殆どの欲は満たせますが、道程と行程が著しく省略される事が多くて、達成感のない悦楽感を得たりするのであります。

技術者一筋20年の筆者は思います、達成感ありきの悦楽感に勝るものなし。

弟子の宮門にはそれを伝えたく、ありったけの彼にとっての大金を突っ込んで完成させるであろうそのオートバイには夢があります。

古いも新しいも関係なく、安くも高くも関係なく、それを楽しめるかどうかは本人次第なのであります。

筆者の家はボロくて狭いのでありますが、ドラマとストーリーのあるお家であります。

なのでよく人が遊びに来てくれます、勿論人の家なので節度を持って。 そこに夢の匂いがするからなのだと筆者は時々思います。

まずは1円玉集めるところから。

夢は1円から買えるのであります。











ちょっといい話してみました。(照)










モーターをアッセンブリーするにはあまりにも未熟すぎる1年目の宮門ですが、先輩たちのサポートを受けながらも、必死で食らいついてきます。 当然、筆者は彼に1年目の実力は求めていません。
彼には1年目にして3年目の実力を求めて一切妥協しないのであります。



晴市は無事に終了、大盛況のうちに幕を閉じました。 最終的に筆者が欲しいものは何も残りませんでしたが、それはとても素晴らしいことであります。 我々は良い物を提供できて当たり前の立場であります。











あれ、またいい話・・・・








カスタマイズドXL1200X、可愛い・・・欲しい・・・


FLHTKlow、女の子乗せて温泉ツーリング行きたい・・・欲しい・・・

陸友ファクトリーから次々と夢を乗せて新しい子たちが旅立っていきます。 本当にいつもいつも想うことがあります。 この子たちが嫁ぎ先で幸せにしてもらえますようにと。

技術者として、丁寧に丁寧に手を入れて嫁入り準備をして、その先でこの子たちが酷い扱いを受けると悲しいものなのであります。






ついにヘッドが筆者のもとへ帰ってきたのであります。 1万キロの長旅お疲れさんでした。

太平洋を2回渡った偉いシリンダーヘッドであります。

詳細は後日・・・ものすごいことになっとります。

化け物が産声を上げようとしてるのであります。















最近は宮門のFLHさんのお手伝いばかりしております。