2015年1月31日土曜日

春を待つ人

年末だーお正月だー初売りだーショベルだー

仕事だぁぁぁぁぁぁ!!!

と、わちゃわちゃしていたら書くことがどんどん溜まっていて
どこから書いていこうか焦ってキーボードをたたいている宮本拓也(21歳)です。
B'zが新曲出しましたね。いいね!

お正月は実家に帰り、もつ煮をたんまり食べてまいりました。

もはやもつ煮が主食。もつ煮Love。ご飯よりもつ煮。三度の飯はもつ煮。朝からもつ煮。

どんぶりで食べます!


この間、私用のあと翼先輩と2人で、カップルが多い中アイスを食べました。
左が僕の青い飲み物に濃厚チョコレートアイス。
どっちも味わいたかった僕はこの道を選びました。とてもおいしかったです。
まさにダブルパンチでしたね。

それはさておき、いったん去年の話になりますが、ロッカーカバー部分の磨きになります。

上の部分をゴシゴシゴシゴシ
めっきがペリペリペリペリ
お部屋はジャリジャリジャリジャリ
途中までは、あ、案外余裕だわ、これいけるわ、はっはーん
などと調子に乗っていたのですが、
写真の部分になりますめっきがまだしっかり残っている部分が、
まっっっっっったく剥がれない。
ハーレーのめっきは手ごわいですね。

というわけでこちらをご用意させていただきました。
おもいっきりこすりました。
勝どきをあげました。

あ、そういえば、
クランクをもってきました!結構前に。
エンジンの核です。心臓です。
とても重量感があります。
みんなロッドを触ったり外観を見ながら、いいクランクじゃねーかこれはいいクランクだ!と言っていました。自分ひとりぽっかーんとしておりました。どこかしらに基準があるようです。
このように計測スタンドに乗せては、コンロッドをもってドコドッ、ドコドッ、と言いながらついついまわしてしまいます。
ちなみにこれはフライホイールのずれを事前に測っているところです。
とってもデリケートな数字です。こう見えて繊細です。
超でっかいプリンをプッチンしたあと、プリンの乗ったお皿をテーブルの上でプリンがゆれないように動かす、ぷるんっの境地を探すような繊細さがそこにはありました。
プリン食いたくなってきました。

シリンダーのボアをはかり、ピストンもオーバサイズにします。
今回は0.04incオーバサイズです。1.016mmです。
この数字や計算を少しでも間違えると大っ変な事になってしまうので気をつけないといけません。
プリンの緊張感がわかっていただけるでしょうか。
それにあわせてボーリングもしてもらいます。

そして、やらんでも使えると言われましたが、お勉強のためにクランクを割らせていただきました。
貴重な機会なので、目に焼き付けていきます。






そういえばもう紹介されておりますが、

清田くんです。同い年です。
アメリカ帰りということで、たまに英語で感情を伝えてきますが、
僕はあえて絶対的に日本語で返していますが、たまにつられてフランス語で返してしまうときがあります。
とても気さくでフレンドリーな人です。
個人的にあだ名は厳選中です。

これからもっと愉快になっていきそうです。

にしても寒いですねぇー、雪が降ってきました。今さっき。
バイカー的には春が恋しい、、

2015年1月29日木曜日

作業を極限まで楽しんでる人々

陸友ファクトリーは本日もマイペース。

ほのぼの、のびのびと、すくすく育っております、可愛いテクニシャン達。

春を心待ちにしている土筆の様な可愛さであります、そして筆者はそんな可愛い土筆を、間違って足で踏み潰してしまいそうな危ない心の持ち主であります。 

それはそれで冗談といたしまして、流石に歳も15歳離れますと生意気だとかは思わなくなってきまして、基本的に可愛いなぁと思う事が多くなります。

想う人々でも書きました通り、年長者がどこまで若者に共感し教育的になれるか、今後の中小企業の行方を左右しうる重要なプロセスの一端だと筆者は実感しております。

が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、

最近また調子が悪く、熱がイマイチ足りない感じであります。

まだまだ、頑張ります!

途中休憩を入れながら・・・・・・・・・・・・。 



                     

陸友レーシングの懐かしい動画が出てきたのでついでにアップしてみました~。

この頃はまだエンジンは1130ccほぼノーマルでチャレンジ・・・ それでもそこそこ奮闘はした物でした。




宮門は一生懸命FLHさんの現状検査作業を遂行しているのであります。  

フライホイールのトゥルーイング、ピストンクリアランス、レフト、ライトのケースベアリング等、一しきり教わったことを丁寧に遂行しています。 

宮門さんは本名は宮本亜門さんです。






先日はバージンハーレー様より取材依頼を頂き弊社の個性的なお客様方がプランニングしたコンセプト車輛がずらりとお店先に並んだのであります。 当日は絶好の撮影日和でありました。 

掲載は来月予定とのことでしたので、掲載されましたらまたご報告させて頂きたいのであります。

ご多忙中にもかかわらず、ご参加、ご協力頂きましたオーナー様、関係各位の皆様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。 

ありがとうございました。



いよいよ本格着手となりましたデュオ、スターティングプログラム。 20年の眠りから目覚めます。


担当致しますのは勿論このおやっさん、ツバッサー☆君であります。 最近英会話教室に申し込んだらしく、受付嬢を必ず3か月以内に落としてみせると豪語するこの男。 

将来は必ずや陸友ファクトリーを背負って立つ男であります。 仕事もプライベートもヒートアップしているのであります!! しているのであります!!


ところがどっこい、こちらのデュオさんは眠りに就く前の陸友先々代工場長達の腕を振るわれ見事なまでの保存対策状態をキープしており、各部調査の結果、ほぼ分解作業なしで復活するだろうとの見込み。  

やはり、かつての伝説となったじっちゃん達(筆者はあえて尊敬の念を込めて”じっちゃん”と呼びます)の技は凄い。 何というかずっと何十年も前にこうなる事を予想していたかのようでした。

オイルを入れて、プラグを交換、バッテリーを換装して、少々の電装ケーブル類をケア。

手動進角調整、チョーキング、空キック、本キック3,4発でリアクションあり。 

始動の様子は改めてご用意致します。



弊社ファクトリーに新たなるサラブレッドが入社。 彼のバックボーンにある物はそれはそれは大きな意味を持っていますが、今は逆にそれは彼にとって不要な物。 

彼の名は平の清田。 失礼しました、清田君であります。 

きよっぴであります。

年齢は21歳!宮門と同じ年でありまして、二人ともバチバチ火花を飛ばしています。

清っぴは名門メカニックスクールMMI卒業生。 

卒業後、この伝統深き陸友ファクトリーの門を叩いたのであります。

ですが、この男、・・・・・・・・・・・・・人の話を聞かないのであります!

とは言え可愛い後輩となりましたので、これからもみっちりしこんで参ります。




陸友レーシングはピストンとコンロッドも無事にインストール済みで、スラストメタルも挿入済み。無論スラストメタルにもモロミエショット・・・じゃなくてモリショット系を施工。



あらら不思議、寝ている間にロアーとアッパーケースが合体!というわけではなく、一人でやるのは案外大変な作業でして、とても写真を撮ってる場合じゃなかったのであります。

そうは言ってもモーターの形をなると、いよいよこのモーターの凶暴さが伝わってくるのであります。

ちょっとカナダ編はお休み・・・・





2015年1月17日土曜日

想う人々

14年が何かをやり残したように名残り惜しく去り、いささかの期待と、漠然とした不穏を複雑に入り混じらせた新年が始まり、1月も18日。

今年も初月より様々な世界情勢がニュースで垣間見れます。

中東の宗教戦争ともいえる熾烈な情勢。

日々心を痛め、子供や女性の被害を聞けば耐え難い思いになります。

いつかどこかの誰かが、その独断と圧倒的な決定力をもってして、押してはいけないスイッチを押し。

映画の様に世界が灰になる日が、現実味を帯びるような深刻な衝突に思えます。

反面日本では、その様な劇的な現状を各媒体等にて画像としてみることはありましても、その画像には素敵な加工が施され、遠い異国の銃を持った兵士達の姿が、勇敢なのか残酷なのか判別しがたいあやふやさで表現されたりも致します。

そうは言っても、日本では経済的な景気復興が遅れに遅れ、暗い影を大きく落としている今日。

増税の影響もあって国内消費が1兆円の押し下げとなった模様。

蓋を開けてみれば、国政の財源確保は何とかせねばならぬが、肝心要の消費フローは漠然と国民への鋭意努力を期待する的なイマイチフローが見えない雲行きに思えるのは筆者の感想なのですが。

そんな事よりそんなにお金ないなら税金でセンチュリーに乗るのやめてくれというのは6年前からの筆者の強い希望です。

ハーレーダビッドソンの話から随分逸脱致しましたが、そんな激動の毎年の中、今年もハーレーダビッドソンは健在。

筆者は今年でメカニック歴が丁度20年目となります、個人的な大きな節目であります。

20年間、さまざまな会社や店舗にて修行してまいりました。

その道程の中で様々なドラマがありました。

そして辿り着いた陸友モータース(現ハーレーダビッドソン陸友)。

陸友ではまだまだ新顔であります、たまに昔からいるみたいだねと言っていただける光栄な印象を持って頂いておりますが、まだ10カ月ほどであります。

陸友は歴史が深うございます。

おそらくは筆者なんぞが身を入れられない人間関係が多分にあります。 それは弊社営業の赤峰氏を拝見しておりますとよく分かります。

この10年、20年でこの業界は大きく成長し、拡大し、膨大な人間と世代がこのオートバイに関わるようになったと思います。

無論筆者もその中の一人であります。そしてあたかも自身はこの業界の一端を大きく担っておる気分に、恥ずかしくもなったことがあります。

ですが、自身はその考え問遠に改め、繋げられてきたその歴史に日々感謝と敬意を表さずにはおられません。

特に、筆者は現在で何代目の工場長かははっきり把握はできておりませんが、先代、先々代の工場長の事は知るに至っており、光栄この他なく、また畏敬の念を抱いております。

筆者は36歳になる今年、相も変わらずこう思っております。

人を育てられる人でありたい。

人に夢を持たせられる人になりたい。

この果てしなく大きな課題に思い入れ、意識して取り組み始めたのが丁度奇しくも10年前。

渡米を果たしたころであります。

http://www.virginharley.com/harley-enjoy/column/c02/01.htm

ですが、そう、奇しくも10年後、現在の筆者がこう思うとは考えもしなかったのであります。

自身に夢を持ってもらい、一人前になってもらうことを少なからず成し遂げたが、ある一点の落とし穴があった。 人材を育てられる人を誰一人として育てられなかった。

36歳の筆者、若輩であり未熟、故にこの高慢な思いに至る今日。

今後筆者はこの課題を個人的な大きな課題とし、変わらぬ努力に邁進せねばと奮い立つ日々であります。

筆者を育てた人は人を育てられる方々でした。 叱り、唱え、説き、甘えさせてくれました。

そのバトンを渡すことは、正しくこの陸友ステージに用意されている物と感じるのであります。

ところで全く話は変わりますが、今年のハーレーダビッドソン陸友はスペシャルであります。

数々のドラマや楽しみを生み出す所存であります。

晴れ市に始まり、ヒストリーミーティング、ブルスカではきっとあの人が何かやらかします、メンテナンス講座、陸友レーシングは年内出走します、レース観戦ツーリングも予定しています。 そして筆者が命懸けで挑むカナダ大陸横断。 ディーラーオープンハウス、クリスマスパーティー。

大陸横断きっとアレで走ります、アレであります。

現在の予定ではかなり危険を伴う11月に決行予定であります、勿論一人では物理的にできない事もあるので、色んな垣根を越えたサポートメンバーをお誘いしたいなと考えていたりします。

ハーレーダビッドソンは流行りのファッションアイコンではなく、その物がタフギアであり続けて欲しい。

そんな勝手な思いを張り巡らせる人。

それは筆者だけではない筈・・・・



2015年1月11日日曜日

夢追うドラマティックな人々

3連休がやってきたのであります。

お天気も良く、絶好のお見合い日和であります。

まだまだ寒いです・・・ナイトツーリングは夜間あまり冷えた状態では危険因子も多少ある為、気温が上がってくるため延期中であります。

筆者はもっぱら陸友レーシングとカナダ大陸横断のプログラムを計画、検討、進行の流れを
繰り返しています。

そして、もう一つ壮大なプロジェクトの話もなくもなく・・・ こちらはとってもインドアのお話なのでありますが、もしかしたら実現できれば筆者にとっては夢のようなお話なのであります。

どちらにしても実行当日が一番アドレナリンが出るのであります。 

本日から弊社では1時間未満にて”自分のばいくいじり~たいむ”が設定されまして。

1時間未満自分のバイクを好きな様に触れるようになりまして、無論休憩時間を使っての事なのですが。

その時間を使って、テクニックを鍛錬しつつ、お仕事に繋げれるような自己啓発になればというような主旨なのであります。

カナダ大陸横断計画。 現段階で色々と時期的な計画やルート、予算を検討。 5W1Hならぬ2Hなのであります。

実際に実行する際には、リアルタイムで日本から状況を面白おかしく、時にはハラハラドキドキで観賞できるようにしたいと思っています。



 
カナダのハイウェイ、例えばこんな感じ・・・素晴らしい景色です。 
 
しかし・・・こんな素晴らしい景色を走っても、イマイチ危険すぎる匂いがしない(笑)
 
という訳でありまして、どんどん旅のハードルを上げていきたいと思うのであります。



 
ミヤモンのFLHさんのフライホイールアッセンブリー作業の下準備。 彼にとっては記念すべき自分で仕上げる1台目。 夢の1台。 彼にとってはお手本になるFLHさんが周りにゴロゴロいる中での作業なのであります。 皆様ぜひともこの若者を何卒応援宜しくお願い申し上げます。
 
隣にちらっと映っているコレステロール翼君は婚活中であります。 







 
陸友レーシング、ピストンが入り、コンロッドとクランクシャフトとの連結。 トップから見た直径はなかなか爽快であります。 ヘッドはまだ帰ってこないので、腰下から順番に進めていこうかと思います。 最後まで検討中なのがオイルパン。 
 
油面を下げてクランクと油面の接触を避ける施工を行うか行わないか・・・いや勿論やった方が損失が減って相対的に出力は上がるのですが、コストの問題であります。 ここまでおおよそ70万近く、ヘッドで30万、あと6万突っ込めと言われても、詣でる物何もないのであります。 とほほ。 プライベーターレースはいつも資金力がネックになります。
 
 


2015年1月5日月曜日

ハードルの高いロングを走ろうとする人々

謹賀新年。

明けましておめでとうございます。

本年も、ハーレーダビッドソン陸友の変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い申しあげます。

そうであります、2015年がついにやってきまして。

今年もマイペースを崩さず、最新型からビンテージまで、きっちり整備&修理を徹底的に行って参ります、そんな陸友ファクトリーであります。

年末年始はのんびり過ごしてきまして、ひたすら読書、ビール、バイクいじり、そしてまた読書、そしてまたビールの後のバイクいじり。

ぼーっと一年の計を企てたりしていました。

今年は自宅の改修工事を済ませ、陸友レーシングを完成させ、次のプロジェクトに向けてスタート地点まで行きたいな~と思っておるのであります。

陸友レーシングの次のプロジェクト・・・

数年前から企てていた極私的な個人的な所望・・・。

それは大陸横断であります。

できれば車両持ち込みであります。 

現在検討中のルート。



大きな地図で見る
もしくは・・・・


大きな地図で見る

こういったようなルートでは・・・いかがなもんでしょう。

定番は避けたいなというのが心情でありまして、国際ナンバーの取得を考えるとカナダコースの方が楽なのですが、なにせ寒い所ですので、強行できるシーズンは限られてくるのであります。

とは言えアメリカ横断・・・・ちょっとまぁ普通かな…と思うのであります。

車両は手持ちの3台の内どれか・・・か、まさかのアレを使ってみるのもありかも・・・

さておき陸友レーシング完成もしてない時点でこんなこと言ってても仕方ないので、さっさと走らせたいところです。




 
年末年始を通して極寒の中関西まで往復の1300キロを愛車の883Rで走破してきた
ボロネーゼ翼君。 この小さなビキニカウルでよく走ったもんであります。 




陸友レーシング、コンロッドメタルも新調してショッティング済であります。 いよいよシリンダーライナーにピストンが入ります。 手持ちの一番大きなピストンリングコンプレッサーでギリギリ・・・・

トップからピストンを入れるのは4輪時代にケツを蹴られながらよく練習していたので、まだまだ腕は落ちとりませんでした。